どこで聞いたか読んだかあんま確かじゃない、しかも原文ママ覚えてるわけでもない、そんなうろ覚えだけど心に残ってるという矛盾を抱えた言葉たちを思い出して書き出した。暫定版。
・「〇〇はどうしてそんなに優しいの」「あなたが私を優しいと感じるなら、それは私たちの気が合うってだけよ」
Twitterで読んだなんかの漫画にあったセリフ。とてもいい。ほんとにそうだと思う。自分が思う優しさを他者にも優しさと受け取ってもらえることは稀有なことで、それが起こることは本当にありがたいことだと思う。ほんとうにこれです……。この言葉をすっと相手に返せる人生、良すぎるよ……。この言葉を受け取ってくれる相手がいることも羨ましすぎるよ…。
・「みんな、命よりも大切なものを見つけるために生きているの」
これは桜姫華伝って漫画の主人公のセリフなんだけど、当時読んだ時も「ほんとに…?」って思ったし、いまも「ほんとに…?」って思っている。あ〜、わかる というかこれしかない と思う気もするけど、拡大解釈すると、なんのために命を散らせるかを探しにいくって受け取ることも出来るくない?それって「どうやって死ぬか」を命を使ってみつけにいくってことにもならない…?死ぬために生きるってこと?命の意味じゃなくて命の目的地じゃね?おれは命の意味を知りたいんだけど…と今なら当時わからなかったこのモヤモヤを言語化できる。
この言葉は主人公の言葉っていうより、つまりは作者さんがたどり着いた答えだと思ってる。1人の人間が考え抜いて出た答えなので、モヤったとしても無碍にしたくない。人間の分際で人間が必死こいて出した答えを否定すること自体、恥な気がする。これからもこの言葉を大事にしたいと思っている。理解できる日が来たら嬉しいよね
・「仲間ってよーーー、そいつのことが好きでよ、いつのまにか自分のことも好きになれてよーーー、だから一緒にいたいんじゃねえか!」
遊戯王のジョーノウチくんの原作漫画にあるセリフ。確か遊戯に向けて言った言葉のはず、こんな感じだった気がする。この友情論がすごくいいなと思った。遊戯王って作品中で「自分のことを好きになるのは難しい」っていうのを世界観として提示してて、そういう中でこの言葉が生まれることってかなり意味があるなと感じて、アホみたいに泣いてしまいました。
遊戯王のキャラ、みんなすごい等身大の言葉遣いで、ゆえに難しい言葉がほぼなくて、だから人に伝わりやすくてストレートに響く言葉を使ってくれる。なんでこんなにシンプルな言葉で真理を言える…?突発的な言葉のようでひとつひとつに無駄がない…洗練されている…ほんとにどうして…
油断したらすぐ泣いてしまう。理論とかじゃない理屈とかじゃないまっすぐな愛を目の当たりにすることの破壊力ってすごい…。漫画だとしても。
ていうか最近こういう友情!努力!勝利!を地でいくカッコつけないのがカッコいい昭和〜平成感満載の漫画が減りすぎではないですか!?!?!人間の心情とか機微にリアルに描きすぎじゃないですか!?!?!!フィクションはフィクションの良さがあるでしょうが!!、!!急にキレるな
・「怒りって、後だしするの1番ダメだから。その場で出さないとダメだから」
オモコロの永田さんがどっかの何かでこんな感じで言っていた気がする言葉。私もこの宗教に入っている。瞬時に出せなかった怒りなら一生しまえ、出せる怒りなら出してその場で決着をつけろと思ってはいる。出来ているかはわからない。
これだけじゃなくて、私結構永田さんのやることなすことにシンパシーを感じることがそこそこある気がしている。嬉しいけど、私この人にシンパシー感じてるんだ…という恐怖の方が強い。サンリオのキャラクター提案する記事で永田さんが作り出した思想強めのキャラ、めちゃくちゃ「アッ…!同じ思想を感じる!!!!!!!!!!!!!!!!」てなった。この思想持ちながら大人になってもいいんだ。妻子持ちになってもいいんだ…。という希望が湧く。湧いていいのか。
・「愛がなければ、見えない」
うみねこのなく頃にって漫画で紗音って女の子が言った言葉。紗音が人を愛する、愛される幸せを手に入れたときに「あの海が何色に見える?」「何って…鼠色?」「私は、青色にみえる。」って流れの後に言ってた。ずっとなんのことか本当にわからない。すでにわかっているような気もしてくるけどわかってないような気もする。
考察しようにもシンプルに情報が足りないし、考察とかそういうものではなくていつか自分なりの落とし所と出会えるタイプの言葉かもしれんと思っている。いつか自分にもピンとくる時が来るかもしれない。愛があれば見えるものが見えた時、何が見えるのか、ちょっと楽しみかもしれない。
・「あーあ、何食べても太らないからだが欲しい。それか寝なくても大丈夫な体」「え、なんで?ボク、食べるのも寝るのも大好きだよ」
かなりうろ覚えだけど、みんな大好きライトノベルのカゲロウデイズ2巻で、貴音と遥が会話した時のやつ。
前者のセリフが貴音で後者のセリフが遥なんだけど、この2人の性格の対比と関係性がこのセリフだけですごい伝わってきてめちゃくちゃいいな…とずっと思っている。こんなにモヤった気持ちにならない「なんで?」って他になくない?なんで遥はこんなに言葉に変な尾ヒレがないの?ってずっと思っている。そういうところが好きだ…。(恋バナ)
・「わたしは可哀想なんかじゃない!!」
昔見た漫画で、クラスで浮いてる子(以下、浮子とする)とクラスカースト上位の子(以下、上子とする)の話があったんだけど、上子が浮子のことを気にかけて周りの子に「ねえ、可哀想だからみんなで話しかけたりしようよ」みたいな提案をしてるシーンがあったんだけど、それを陰で見ていた浮子があとあと「私は可哀想じゃない!」ってすごい大事なシーンで怒ってたのね、
当時小学生低学年くらいだった私は衝撃的で、私はむしろ「上子親切だな〜」と思ってたくらいで、なんで浮子怒ってるの…?って困惑した。
今ならなんとなく、周囲が勝手に「かわいそう」と思ってしまうことで、本人としては全然そんなつもりなかったのに本当に「かわいそう」になってしまったのが許せなかったのかなと思う。
かわいそうって他人評価でしかなくて、その他人評価のおかげで救われるべきが救われることもあれば、そのせいで本当に傷ついたり不用意に立場が弱くなるひともいて、今ならそんなふうに思えるけど、当時は本当にピンと来なかったな…。と思い出すたび毎回怖くなる。
言葉ってほんとに軽んじる人もいればめちゃくちゃ重んじる人もいる、人間って難しいよ。相互理解とか無理だって…ほんとに…。相互理解とか俺は要らねえんで!って人もいるもん 無理だよ でもそのなかだからこそ相手と通じ合えたと思った時の嬉しさがすごいんだよな